2025年の開学60周年に向けて、新しい時代の新しい教育環境を整備するため、大幅なキャンパスリニューアルを計画しています。
新校舎は、中央に吹き抜けがある、円形を基調としたもので、中心部は普段、学生の憩いの場所として、イベント時にはホールとして使用できるよう計画されています。
また、大学での学びやキャンパスライフを支援する事務部門を集中させることで、シームレスな学生サービスが提供可能となります。
さらにSDGsの観点から、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビルの略)の考えを取り入れ、建物で消費する年間のエネルギーを、省エネや創エネにより正味(ネット)でゼロにすることを目標としています。
新校舎は、地上5階建てで、円を基調とした構造となっています。1階の中央には、2階の天井の高さまで吹き抜け構造となったスペースがあり、普段は語らいやミーティングの場所として使用され、イベント開催時には、ステージや客席を配置することが可能です。
新校舎のエントランスは、正門から向かう北側に1か所、グラウンドに近い南に1か所あります。南からのエントランスは、シンメトリーに配置された3階を支える柱の中央、円形のガラス張り校舎にあり、学びへの期待感が高まります。
3階中央にはパティオが配置されています。晴れた日には日差しが降り注ぎ、やすらぎと憩いの空間となります。中庭を取り囲む円周の廊下からはその様子が見降ろせ、開放感あふれる作りとなっています。
岡山商科大学は、学校法人吉備学園が設立した4年制の大学です。1965年に開学した当初は、商学部商学科のみでしたが、1991年に法経学部法学科・経済学科、1995年に大学院修士課程3専攻を設置、そして2005年には商学部、法学部、経済学部の3学部体制となりました。さらに2009年には商学部を改組し、経営学部経営学科・商学科を設置して現在に至っています。2015年には創立50周年を迎え、50周年記念室を井尻記念館に開設(2017年)しました。
大学を設置する学校法人吉備学園の歴史は古く、1911年3月に産業教育の一翼を担うことを目的として吉備商業学校を設立し、1948年には吉備高等学校(1994年に岡山商科大学附属高等学校と改称)、ついで1955年には吉備商科短期大学を設立(1957年1月岡山商科短期大学と改称、1966年廃止)。そして1965年に産業教育における50有余年の歴史と伝統を基調として設立されたのが、岡山商科大学です。
教育理念に「社会事象を的確に捉え、分析し、解決する能力を備えた心豊かな人材の育成」を掲げ、社会科学系の総合大学として、社会に出て即戦力として活躍できるよう「実学」に重点を置いて、教育・研究活動を行っています。
1965年1月25日 | 岡山商科大学設置認可 |
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1965年4月1日 | 岡山商科大学商学部商学科開学 |
1971年4月1日 | 商学部産業経営学科設置(2005年3月まで) |
1972年3月10日 | 附属図書館完成 |
1972年4月1日 | 附属経営研究所設置 |
1991年4月1日 | 法経学部法学科・経済学科設置(2005年3月まで) |
1995年4月1日 | 大学院商学研究科商学専攻修士課程設置 |
1997年4月1日 | 商学部国際観光学科設置(2005年3月まで) |
1998年4月1日 | 大学院法学研究科法学専攻修士課程設置 大学院経済学研究科経済学専攻修士課程設置 |
1999年4月1日 | 附属経営研究所を社会総合研究所に改称 |
2005年4月1日 | 法学部法学科、経済学部経済学科設置、商学部会計学科設置(2009年3月まで) |
2007年4月1日 | 産学官連携センター設置 |
2007年11月25日 | 岡山商科大学孔子学院設立 |
2009年4月1日 | 商学部を経営学部に名称変更、経営学部経営学科・商学科を設置 |
2015年5月23日 | 創立50周年記念式典、祝賀会を開催 |
2017年3月16日 | 50周年記念室を開設(井尻記念館2階) |